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ライフサイエンス事業部
超小型受精卵培養監視装置

超小型受精卵培養監視装置とは

培養中の受精卵の発生の状態をインキュベータ内で常時監視し、近畿大学と共同で受精卵の客観的な品質評価を可能にする監視装置の実用化を目指しています。
(現在開発中)
当社の画像処理ソフトウェアおよびマイクロスコープ開発の技術的蓄積と大学発のシーズを融合し、不妊治療現場の現状に即した超小型受精卵培養監視装置を実用化することで、不妊治療成績の改善に貢献するものです。

不妊治療現場の現在

不妊治療では体外受精あるいは顕微受精により得られた受精卵はインキュベータ内で5日間にわたって培養されます。
受精卵の培養は医師または胚培養士によって行われますが、施設の規模・体制によりその運用形態はさまざまです。
通常は、培養中にインキュベータから取り出して検鏡により受精卵の状態を確認し、最終的に移植する受精卵を決定します。

現状の不妊治療現場の問題

近年、不妊治療は前年比10%以上の高い伸び率を示していますが、治療成績は停滞状態です。
原因の1つは、受精卵の客観的な品質評価が行われていないことです。
海外製の受精卵監視装置は国内事情に適合しておらず、導入は進んでいません。

超小型受精卵培養監視装置のもたらす効果

本事業で開発を目指す装置は、このインキュベータ外に持ち出しての受精卵の検鏡作業を不要にすると同時に、培養過程および移植直前までの常時監視の実現です。
我が国の不妊治療クリニックで一般的な小型インキュベータ内部に4台内蔵できるものあるいは4組の患者の受精卵を同時に監視できること、信頼性が高いこと、撮影したTLC画像から画像処理により卵割タイミングを判定し、受精卵の品質評価に有効な客観的指針を提供するものを開発します。
上記シーズ候補を元に、「受精卵品質に対する客観的指標の不在」「胚培養士の労働負荷」「受精卵取り違えリスク」などの我が国の不妊治療クリニックが抱える潜在的な問題点を抜本的に解決できる「超小型受精卵培養監視装置」を完成させ、我が国の少子化対策の一助となす商品となることが目標です。